ピナクルダイとは

シール業界では以前から使われているエッチング刃(腐食刃)のことで、主にシールのハーフカット用途に使われてきました。
ピナクルダイでは、エッヂング刃(腐食刃)の弱点だった先端の丸みを、CNCシャープニング加工により鋭角な刃先に作り変えたものです。これにより、従来のエッチング刃で抜くことが出来なかった、紙やフィルム等の抜きが可能になり、高精度を要求されるFPC基盤の抜きにも十分に対応できるようになりました。高精度を要求されるFPC基板や精密部品の試作品製作に活用していただけます。
また、カス上げ抜く製品の厚さに合わせて刃高を変えられます。

タイプ全高刃高刃角
0.8t0.8mm0.4mm30°,40°,50°,60°,80°
1.2t1.2mm0.8mm30°,40°,50°,60°,80°
2.0t2.0mm1.6mm30°,40°,50°,60°,80°
3.0t3.0mm2.0mm30°,40°,50°,60°,80°
耐久性アップやコーティングなどの加工も承ります。

ピナクルダイ製作事例

0.8tタイプ

RとRの繋ぎ部分が一体で製作可能となり、製品の抜け残り等の不具合を解消できます。

1.2tタイプ

量産時の多面付けでも寸法精度±0.03は維持されています。
材料の厚みや部品逃しが必要な加工に合わせて刃高を選択していただけます。