φ0.3小径穴用の抜き型
その小径穴、抜き加工できます

今回製作したのは、フィルム穴あけ用のモービルダイ(NC彫刻刃型)です。
穴径はφ0.3とφ0.5、刃高は0.4mmあります。一般的なシャープペンの芯の太さが0.5mmですので、ものすごく小さいです。
小径の穴あけ加工は金型パンチやルーター加工がスタンダードですが、バリが出やすい柔らかめの材料は刃型で加工するときれいに抜けますし、試作や少ロットの生産で穴あけと外形抜きが別工程になってしまい、どうしても時間がかかるといった問題も解決できます。
ちなみに加工できる材料の厚みは0.2mm程度です。
抜きカスもご心配なく
刃物での加工で心配な抜きカスは、丸の中の貫通穴に落とす方法で解決します。
ベース板に開けた横穴から排出するサイドパンチ式や、中に溜める鉄砲式の2通りがあります。

丸穴寸法φ0.45の中央にφ0.35の貫通穴が開いていて、抜きカスが外に排出される仕組みになっています。丸刃の中にカスが詰まって破損する心配がありません。
全抜きならカス処理付き、ハーフカットならカス処理なしをお選びください。
短納期&低コスト
弊社のモービルダイ(NC彫刻刃型)は、焼入れ鋼を切削して完成までの時間を短縮しています、社内設備での加工ですので短納期に柔軟に対応いたします。試作や型代を抑えたい小ロットの生産にご活用下さい。
投稿者プロフィール

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千住抜型製作所のWeb担・中の人です。
他にも抜型の設計、トムソン型製造、3DCAD/CAMオペレーター、営業などなど、様々な業務を兼任しています!どんな些細ことも、いつでもご相談ください!
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創業昭和33年の実績
当社は1974年に日本で初めてレーザー光線を産業用に取り入れ、抜型業界の発展に尽力してきました。
数十万におよぶ抜型の製作実績で培われた技術で、抜き加工の様々な課題に対応しています。
抜きのワンストップサービス
抜型製造から抜き加工まで、社内設備で対応いたします。
試作品や量産品製造はもちろん、検定品測定後の型修正など、一貫生産体制を整えています。材料調達もお任せ下さい。
